区長答弁 (初代表質問 第四回定例会 2007年11月29日)
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教育長答弁
◎区長(桑原敏武) 渋谷区議会民主党、岡田麻理議員の代表質問にお答えをしたいと存じます。
この最初に、来街者の触れ合いの場になるような渋谷にしたいと、そのようなお話がございまして、そのときに私は思いましたのは、渋谷がそういう若者を大切にしていく、そういうまちでなくてはならないなと、こう私はかねて思っておったものですから、そういう意味では私の気持ちと合うかなと、このような思いで聞いておりました。
外部と連携した渋谷音楽祭、CCレモンホールで開催をしましたけれども、それ以外にもファッションや様々な形で来られる若者たち、あるいは各種専門学校等に来られる、そういう若者たちともこれからも連携をしていく、そういう方策をこれからも検討していく必要があるのかなと、私はそのようなことを思っているわけでございますけれども、またこれから文化施設が整備されるに従って、そういった若者へのいろいろなニーズにもこたえていくことができるのかなと、そのようなことを思いました。
話がほかへそれましたけれども、最初にこの緑化推進、緑化率向上のために、区長の計画の中にあるこの区民施設の整備の中で、壁面や屋上緑化のことについても取り組んだらどうだと、こういうようなお話であったと、このように思います。渋谷では、この「渋谷区緑の確保に関する条例」を新しくこれをつくりまして、敷地面積三百平方メートル以上の建物の場合、敷地も含めて二〇%以上の緑化を義務づけられた、このことについては東京都の条例にもなかったことでございますし、他の区の条例にもなかったということで、他の自治体の先導的な役割を果たしてきたかと、このように思っております。
この渋谷の未来に向けてのこの計画の中におきまして、施設整備に当たりましても、緑化推進をしていく、そのことについては当然のことであると、このように私は思います。地上部、あるいは屋上部の緑化にとどまらず、壁面緑化についてもということでございましたが、私もそのことについては大切だと思いますけれども、そういうことのモデルが常磐松小学校のジャスミンにこういうつる性の植物がございますけれども、非常に緑が多くて、しかも花が美しくにおいがいいということでございまして、いつ見ても緑、季節によって変わらないで、一年じゅう緑があるということでございまして、私は口を開くたびにはあそこを見てこいと、こういうふうに言っておりますが、そのような形で壁面緑化をこれからさらに、さらに進めていく、可能なところがある限り、総意を尽くしてその努力をしていかなくてはならないと、私はそのように思いますので、足りないところについてはまた指摘をしていただければありがたいかなと、このように思っております。
また、この施設を活用する区民の方々が緑に親しめるような花壇の設置、そういったことにも自主的な活動をされているボランティア等の力をかりて、これを進めていくことによって、一方では地球温暖化に対する意識も高めていくことができるかと、このように思っておりまして、緑のボランティアや植栽ボランティアの御協力もいただきながら、その具体化を図ってまいりたいと、このように思っております。
この植栽ボランティア制度の拡大ということで、区民菜園に並行してプランターを街角等に置いて花を植える。また、まちの美化に貢献するようなものであってほしいというようなお話がございました。また、この花が非行を減らす、あるいは心をいやして犯罪を減らし、一方ではまちを美しくする活動になる。そういうことを言われたときに、私が思いましたのは、渋谷のモヤイ像がございまして、あそこに小さい植栽部分があるんですけれども、あれも渋谷の区民じゃない、若い人が渋谷外からあそこに来て、そのことについて協力をしていただいて、あそこを常にきれいにしていただいている、そういうことについて、さらにさらにこれを支援していくことが必要だと、こういうようなお気持ちで言っていらっしゃるんだなと、このように思いました。
植栽ボランティアは現在二十一団体が渋谷にはある。そして、区内道路の植樹や公園等のスペースに四季折々の花を植えていただいておりまして、お世話をしていただいておりまして、そのようなことがまちに大きく広がっていくことがこれからも必要なことであると、このように思います。
私どものこの環境保全課で「街のガーデナー講座」というのをやったそうでございまして、その中でその実習作品として、区役所前の公園通りに花壇をつくったと、このように言っておりましたけれども、これも一例でございまして、議員のおっしゃっていることの一つとなっていくのかなと、このように思っております。
これからのことでございますけれども、そこで育ったリーダーが地域の人々を巻き込んで、取り込んで、身近な場所で気軽に植栽が始められるような、そのような方策として現行の植栽ボランティアの制度を見直し、登録ボランティアの方々が好きなときにお気に入りの花の苗を地元の花屋さんでも手に入れることのできるような、「花バウチャー制度」の導入をしたいと、このように所管課では申しております。私もそのことには協力をさせていただきたいなと、このように思います。
次に、保存樹木の落ち葉の活用についてと、このようにおっしゃいました。
保存樹木以外にも街路樹や公園等から出るたくさんの落ち葉や、あるいは剪定の葉等もございます。これを回収して堆肥とし、緑を愛する多くの区民の方々に利用していく、循環型の事業を行うことは、地域温暖化対策に貢献すると思いますけれども、御存じか御存じでないかは知りませんけれども、腐葉土には桜の葉とか、これからケヤキの葉はいいんです。
しかし、常緑樹の葉とか、イチョウは全然腐りませんから、こういうものは適さない、こういうふうに言われております。したがって、そのことの中には選別が必要になってきますけれども、それをしながらも所管課の方では是非やってみたい。御提言に従って是非やってみたいと、こういうふうに言っておりますから、是非これについてもフォローアップをしていただきたいなと、このように思います。
震災対策として、災害図上訓練、これはディグというんですか、ディーグというんですか、わかりませんけれども、掘り起こしを含めるというようなうまい話がございました。
この災害対策というのは、一つは基本的に想定される災害に対応して、あらゆるこれを想定して対策を講じていく、そういうことでございますから、私どもでつくりましたハザードマップもそうでして、これによって震災、六強の地震があったらどこが倒れるか、だとすればそれに対する対応はどうするか、被災者に対してどうするか、そういうことについての対応もそういうことに相なろうと、このように思います。また、どこの道を通れば安全か、そういうことについても、このハザードマップはこれをメッセージとして持っているわけでございまして、そういったことについても、自主防災組織とも連携しながら、共通情報として私どもが持つことの努力をしているということがございます。
もう一つは今おっしゃったような、このDIGというんですか、図上訓練もその対策を実践をしていく、そういうことの一つの方法であろうと思いますけれども、この図上訓練について申し上げるとすれば、この目的とか参加主体によって、幾つかの手法があろうかと思いますけれども、地域ごとに地図を活用することによって、先ほど話がございましたけれども、ハザードマップも活用しながら、そういったことをやっていくとすれば、ハザードマップも生きるし、またこの様々な課題を具体的に、また視覚的にとおっしゃいましたけれども、視覚的かどうかわかりませんけれども、いろいろなことについての想定、対応策ができてくると、このように思っておりますけれども、ただ欠点は大勢の方々が参加することが図上訓練というのは難しいのかなと、このようなことも思っております。
本区における自主防災組織、議員も御承知のとおり、消防団があり、小中学校PTA、あるいは各事業所があり、赤十字奉仕団等、様々な方々が御連携をしながら、この初期消火、あるいは救出、救護、あるいは御飯の炊き出し、そういったことをやられたり、災害時の要援護者の避難支援等を実際にされている、体でそれを実践をされていただいていると同時に、私は変わってきたなと思いますのは、被害想定をして発災時訓練から地域の訓練、全部そうなっていますから、ごらんになられていたら、前は学校の運動場に来てやっていたパターンの初期消火訓練や可搬訓練とか、やっておりましたけれども、まず自分の家から災害が出た。じゃ、どうするということから、地域の自主防災訓練も深まりを見せてきたというか、実践的な訓練になってきている。私はそれもなかなかすばらしいことではないかなと、このように思っております。
先日はこの総合ケアコミュニティ・せせらぎで地域訓練を地域町会との合同訓練も見せていただきましたけれども、そこでは居住者や施設利用者の人命をまちの方が救う、そういうような形でお進めになられ、またこの救助訓練や介護等の手法についてもいろいろと消防署の方から御指導をいただく、そういうような訓練等もございます。
したがいまして、訓練の手法というのは様々でございますけれども、まずは私はこの自主防災組織のやっている、そういう訓練も自主的な訓練についても、これを大切にしながらも、一方では御提言のございましたハザードマップの利用を取り入れた、この図上訓練、DIGというのか、そういうものについても御提言し、また検討させていきたい、このように思います。御理解をいただきたいと存じます。
帰宅困難者対策についてのお話がございました。このことと区民の災害対策訓練、あるいは被災者対策とは、これは明らかに切り分けをしなくてはならない。私はそのように思っております。
この規模からして十万人と、こういうふうに東京都は予想しておりますけれども、本当に十万人かなと。つまり向こうからどんどん、どんどん人が下ってきますから、東京の方から。ほかの地域のところから下ってまいりますから、果たして十万人で済むのかということはわからないし、そういう膨大な方々を渋谷区で収容したり、あるいはそのことについて水の対応をしたり、なかなか現実には難しいことなんだと。これは言うは易しでなかなか難しいんです。
これはどちらかといえば、東京都と区、どちらかといえば東京都の広域行政の対応策が中心でなくてはならない。渋谷区では被災者訓練と帰宅困難者対策として総合訓練はやっているんですよ。何か帰る、みんな背負って帰るような訓練をしていますけれども、あれだけじゃだめなんです。ここでまだ帰れる人はいいので、帰れない人に対してどうするか、そのことについて一つは私は事業者が中心になっていかなくちゃいかん、こういうふうに思っておりまして、そのことについては商工会議所、あるいは渋谷のまちづくり協議会がそのことについて取り組みをしております。
いろいろ対応策について、渋谷区が必要となればそのことについてどうするか、都市再生緊急整備地域でこの文化街区が立ち上がったときに、そこに避難所を四千人とか六千人とか取り入れると、こう言っておりますけれども、果たして本当に四千人から六千人を取り入れられるのか、あるいはその人たちの水や食料とか、どう考えるんだといいますと、生半可なことじゃこれはございませんから、さらには情報をどうしていくかというような形になりますと、到底渋谷区は区民に対応するだけでもやっとだと思うんです。これは事業者がどういうふうに自覚をして、自分たちが招いてきた人たちですから、自分たちの責任でこのことについてどういうふうに区と連携し、あるいは東京都と連携し進めていくか、そういう気持ちにならなければ、この事業は進んでいかない。
一方では、そういうことで渋谷駅にもそういう自主的な対応策が始まりました。代官山でもそのことは始まっているんです。そういう意味では、これは原宿駅のところもそういう形でそういうことの自発的な対応策も必要なのかなと、こう思いながら、それぞれのところでの帰宅困難者対策はこれから対応策として講じていく必要がある。私は六月でしたか、東京都に危機管理監というのがいらっしゃるんですけれども、その方とも御相談をして、来年度は渋谷区とも相談をしながらやろうよと、こういうような形に相なっておりますから、さらにもう一歩具体的な様々なことが進んでくるかなと、このように思っております。
そういったことの前提の上に立って、一つはこの具体的なお話がございましたから、そのことについて申し上げますと、区内各駅にスピーカーを設置して、ラジオ放送で情報を提供して混乱を防ぎ、あるいは商店街、主要企業、コンビニエンスストアなどで情報伝達を行う、あるいは区が区内私立学校との橋渡しを行って、帰宅支援ステーションの利用を要請するなど、東京都と連携しながら様々な対策をしてほしいと、こういうことだったと思います。
帰宅困難者対策は今申し上げましたように、広域行政を担う東京都が中心にならなくてはならない、このように思っておりますけれども、区ももちろん関係事業者もそれぞれ役割分担をこれを決めながら、対応をしていきたいなと、このように思っております。
先ほども申し上げましたような地域の事業者が自主的な取り組みも考えておりますので、そういったことに渋谷区も協力しながら、これを具体化してもらいたいと、このように思っております。
もう一つは、そのことでまいりますと、区だけではできない、事業者等の協力も必要ということで、なかなか時間のかかることであろうと、このように思いますが、着実に進めてまいりたいと思います。
駅のスピーカーを通して正確な情報を伝えるということは、鉄道事業者の責任、役割とされておりますから、そういったことで都区共通の課題として、鉄道事業者が放送設備を活用していただきたい、このように思っております。
帰宅困難者の帰宅支援ステーションの拡大につきましては、現在東京都が都立学校を指定しているわけでございますけれども、御質問の私立学校の指定につきましては、避難場所としての機能もありますので、これからさらに東京都、あるいはそれぞれの事業者とも協議しながら進めていきたい、このように思っております。
高層住宅の対策について、新しい御提言をいただいたと思います。
現在でも、渋谷では東二丁目の都営住宅、あれは十三階ございますけれども、あそこでは真剣に避難訓練、あるいは災害時の要援護者訓練をやっているんですよ。これは私は行ってわかったんです。
各階にそれぞれ部屋のドアがあかないときのバールを置いたり、あるいは避難時に担架じゃだめなんです、あの階段というのは。肩に下げて災害要支援者を肩から背負うんですね。それも頭を上じゃなくて頭は下なんですね。私はびっくりしました。
そういったことの訓練を真剣にやっていただいておりまして、私もほかの地域にもこれを広げていく必要があるんじゃないかなと、このような気持ちでございます。そういったことで、御提言をまた生かしていただきたいと思いますけれども、新たな建物につきましては、このことについては既にやっているところもございますので、そういうところとのまた調査、研究をしながら、次の対応策に進めてまいりたい、このように思います。
私の最後は、これはコールセンターについてのお話でございました。
私どもの「もしもしサービスしぶや」を平日の利用ができる体制の構築、あるいはファクスやEメールについても問い合わせのできる窓口サービス、さらには区民の戸籍のところだけでなくて、その他のところの所管についてもというようなお話でございました。
本年六月から開始いたしました「もしもしサービスしぶや」でございますけれども、議員も御利用いただいて、高い評価をいただいて、私もうれしく思います。休日、夜間の問い合わせにお答えをし、区民サービスの向上に寄与することができたんだなという手ごたえも感じました。ほぼこの半年をたって、月平均二千七百件の受付相談がございます。私はその内容等についても、まとめてそういうことについての内容を聞いたり、その内容の分析も、あるいはそれをほかに生かしていくかどうか、そういうことの検討にもそのことを使わせていただいております。
具体的な形ではまだございませんけれども、こういったものを分析しながら、よりよいサービスの提供に結びつけていかなくてはならないな、こういうふうに思っております。
来年には、区民の皆様が直接担当部署に電話がかかるダイヤルインの導入も計画をしております。したがって、区のホームページの充実も図ってくると。
そういった中で、これから現在一日二千五百件ある代表電話の受信件数、これが相当数減ってまいりまして、もしもしサービスを利用しながら、平日の開庁時にもこれを導入していくことができる環境整備ができるのではないかなと、このようにも思っておりますと同時に、一方では議員が言われたように、もしもしサービスが万能ではあり得ないとすれば、一定のときには休日、平日開庁の延長も視野に入れながら、このことについては検討していかなくちゃいかんなと、私はそのようなことを思って指示をしているところでございます。
ファクスやEメールにつきましては、休日、夜間などの担当者が不在の場合でも、問い合わせのできる媒体だと、このように思っておりまして、現在はホームページの区政への御意見、御要望、お問い合わせのコーナーとして、またメール等につきましても、あわせてこの広報課で対応させていただいているところでございます。
次に、ワンストップサービスのことにかかわりまして、フロアマネジャーを他の所管での利用ということで、例えば福祉保健部についてのお話がございました。
今年度中に都税事務所には御協力をいただいて、二階のスペースをあけていただくというようなことと相なっております。後にはその移転後に庁舎の構造的な制約がございますけれども、現在各階に分散しております福祉の窓口部門も集約して配置する。そして、高齢者福祉や介護保険など、福祉の申請手続等を一つところで行えるような、そういうような窓口整備の準備を進めているところでございます。あわせて、介護保険サービスである介護保険以外のサービスであるか否かを問わず、介護や支援を必要とする方々に対しては、必要なサービスを総合的に提供できますように、保健所関連部門とも連携して、まず相談窓口の体制充実に努めてまいりたいと、このように思っているわけでございます。
この保健所の関係でまいりますと、一方では食品衛生とか環境衛生のことがありますが、これはそこへ行ってもらう以外仕方がないなと、このように思いますが、またこの母子保健、これは乳幼児健診とかハッピーマザー制度等がございますけれども、こういったものはできるだけこれは極力そういうところに集中するような方向も考えていかなくちゃいかんのかな、そのようなことを考えてまいりますと、ワンストップサービスでできるものとできないものの切り分けをしながら、その後順次検討し、整備をしてまいりたいと、このような考え方でございます。
以上で答弁を終わらせていただきます。